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3/15 取り壊しとおもひで

建物は建てることもあれば取り壊すこともあります。
温暖湿潤な気候に反して木造家屋を多用する日本の建物は、
世界的に見ても寿命は短めとされており、また相続や譲渡の際には
分割や新しい建物を建てるために更地にすることもあります。
新築を特に重視する気風も、少し影響しているかもしれませんね。

そんな需要から生まれる取り壊し作業にも、事務所は関わることがあります。
業者を紹介したり、取り壊した後の土地の処遇をお客様と一緒に考え、
実行していく仕事です。

その最後の姿を見るからこそ強く印象に残るのかもしれませんが、
不動産……土地や建物にはその数だけの歴史や物語があるものです。
お客様に建物取り壊し業者を紹介し代理でその作業に立ち会った際などは、
その住まいの歩んできた歴史を、建具や生活品の中から感じる事が出来ます。

先日は駄菓子屋を経営していたお客様の建物取り壊しに立ち会いました。
骨董品や生活用品のほか、店の造作や仕事道具などが片付けられるのですが、
それらは駄菓子屋全盛期の意匠を残したモノがほとんど。
コーラの模様がペイントされた冷蔵庫、飴やせんべいを入れるためのビン、
カルピスの箱や古いサイズのガシャポンの玉などを見ていると、
自分が遊び仲間と共に駄菓子屋に入り浸っていた子供時代が思い出されます。

同じような思いを懐く人は、きっと自分以外にもいらっしゃるのでしょう。
取り壊しを担当した業者さんによると、こうしたものは回収しておくと、
青空市でそうしたものを収集する趣味の方が買っていく ということでした。

世の中にはいろんなものを集める人がいるものだ と所長は困惑・感心していましたが、
自分的には、そうした気持ちの原点が少し理解できた気がします。

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